歴史と子連れ旅

元学芸員の子連れ旅ときどき歴史。最近「お母さんて看板(説明板とか)ですぐ止まるよね」と言われます。

八王子市こども科学館コニカミノルタ サイエンスドーム

4月の話ですがもう少しのところを下書きに放置されたままだったので遅ればせながら。

5月のこともアップしたいけどまたマイペースでそのうちそのうち・・・(いつだ)

 

4月のある日。子どもから科学館に行きたいと言われたので、じゃあ八王子のいってみるかとお父さん。

八王子といえば城・・・と言いたいところですが、今日は封印。

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行き先:八王子市こども科学館コニカミノルタ サイエンスドーム

人員:父母+子

交通:自家用車

 

屋外展示:流星号(地下鉄丸ノ内線の車両)・地層断面柱状モデル

駐車場に車を止めて、いきなり子どもたちの心は鷲掴みにされました。

八王子市こども科学館画像1

その名も流星号

予備知識もなく行ったので何の車両かわからなかったのですが、地下鉄丸ノ内線の車両でした。八王子に地下鉄通ってないのに何の縁?と思って調べましたが、どうやら特に縁もなく、大人の事情らしき雰囲気。

八王子市こども科学館画像2

中でお弁当を食べることもできるとか(平日は団体利用のみ)。

八王子市こども科学館画像3

懐かしの、帝都高速度交通営団

上京して初めて乗った時に「今の時代に帝都?」と目を疑った覚えがあります。他にも壁に「池袋にメトロポリタンプラザ誕生」など時代を感じさせる広告がそのまま掲示されています。

 

車両は古いはずなのにピカピカで、大切にされていることがわかります。現役時代の縁はなくとも、余生は八王子の人達と親しみながら過ごしているんですね。

 

そんなわけでやっと館の方へ

八王子市こども科学館 外観

が、大人が立ち止まる。

八王子市こども科学館画像 屋外展示地層

地層が!

高尾・北浅川・長沼団地・多摩丘陵、の4箇所の地層断面で、中には貝の化石が混じっているものも。場所による違いが一目瞭然で、ブラ○モリが楽しい人なら凝視したくなるはず。

 

 そしてやっとこさ中へ。

館内:遊びながら学ぶ宇宙と科学 八王子を知る展示も

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一階は、ロケットを中心として遊びながら科学を学ぶという展示です。

メインのロケットは、外側にあるいくつかの装置を全てエネルギー満タンにすると、ロケットが光りだして発射音がなるというしくみ。全部を満タンにするということがよくわからず1つのものをずっと動かしている人もみかけたけど、体力も使うゲームで、うちの子たち大はしゃぎで動かしてました。ロケットの中にはモニターのゲームがあります。プラネタリウムも1階にあります。

 

2階の展示は、やはり最大の見ものはこれ

八王子市こども科学館 2階a

国際宇宙ステーションISS)のモデルや、ミッションをクリアするゲーム。子どもが「JAXAかよ!」というくらいに大掛かりな展示です。空いてたので体験し放題でしたが、うちの子には2,3度やってクリアできたミッションもあるくらいの難易度で、適度にやりがいある体験でした。

 

個人的には、2階で展示されていたもう1つの「八王子隕石」の展示が面白かったです。

八王子市こども科学館 2階b

展示はとても地味(申し訳ないです)で、たぶん期間限定なのかな?でも、歴史上の隕石の文献など紹介されていて、歴史の博物館でやってもいいんじゃないかと思うくらいの内容でした。

八王子市こども科学館 2階c

無料の解説シートも凝っていて、中の漫画がすごいな~と思ったら、どうやら職員さんが描かれているようで・・・!!

 

この日はイベントで「スーパーボール作り」があったので、それも参加しました。

八王子市こども科学館 体験a

樹脂を使って作りますが、服についたら落ちないよなとかハラハラしつつも。

マゼマゼしてコネコネしてゴロゴロして、できました。

八王子市こども科学館 体験b

いびつな形も手作りならでは。「形が丸くないものも、いろんな方向に飛んでいって面白いんですよ」という職員さんの説明を受けて、上の子は赤いハートのボールを作ろうとしたようです。うん、ハート、わかるよ、うん。

 

きょうのまとめ

電車あり宇宙ありと、うちの子達が大好きな内容ばかりで、めいっぱい楽しめた館。私としては、ひっそりとでも地元のことも学べる内容もあるのが、興味深かったです。科学館て郷土て結びつきにくいけど、少しでも「その地域の博物館」ならではの要素があるのはいいなあ、と思うのでした。

 

公式サイト

コニカミノルタ サイエンスドーム(八王子市こども科学館)|八王子市公式ホームページ